家庭菜園>ウンシュウミカンの冬越しさせる防寒法

ミカン類は亜熱帯から温帯までの仲間が
多く存在しているので、耐寒性にはそれぞれ差があります。
最も寒さに弱いのはレモンやオレンジ類で、−３度以下の
環境では生育は困難です。
逆に最も寒さに強いのはウンシュウミカンやナツミカン
ですが、この品種でも−８度以下になると
枝が枯れてしまいます。

寒害を受けると、新梢の葉が緑色を失って白くなってきて、
枝先から落葉します。
ひどくなると前年の枝葉も落ちて、新梢が枯れ込みます。
こうなると翌年は開花しないか、開花しても実がつきません。

鉢植えの場合、根が被害を受けやすいので、鉢土を凍らない
程度に保護する必要があります。
ミカンを露地植えできる地域では、
鉢を土中に埋めたり、二重鉢にしたりして保温します。
露地植えが無理な地域ではサンルームや温室などに入れます。
この場合、１５度以上にはしないように。
庭植えや鉢植えでは、枝葉の防寒は、ひもで枝を軽く束ね、
周りをこものような通気性の良いもので
包んでやるとよいでしょう。