家庭菜園>家庭で育てやすいクリの品種はなに？

クリは味がよいことは勿論ですが、クリタマバチの被害を
受けやすいので、耐虫性のある品種を選びましょう。
味がよい品種で耐虫性のあるのは、国見、利平、銀寄、
石鎚などの中生・晩生系の品種になります。

国見（くにみ）は、９月中旬〜下旬に熟すやや早生種で、
クリタマバチへの耐虫性があり、大粒でよい実が
たくさんつきますが、味はあまりよくありません。
利平（りへい）は、９月下旬〜１０月上旬に熟す中生種で、
中国グリと日本グリの一代雑種といわれていて、甘味も
あり、樹勢が強くやせ地の所でもよく育ちます。
ゆで栗の食味は最高ですが、裂果が多いです。

銀寄（ぎんよせ）は、１０月下旬に熟す晩生種で、
日本グリの代表品種です。
樹勢が強く、耐虫性もあり品質もすぐれています。
石鎚（いしづち）は、１１月上旬〜中旬に成熟する
最晩生品種で、若い木のときから結実性がよく、
落果も少なく耐虫性もあり、品質もよく、貯蔵性に富み、
加工用にも使えます。